2012年4月13日金曜日

Xubuntuでリモートデスクトップ接続相当を構築する

WindowsXP Professional等で、リモートデスクトップ接続を使って遠隔地から
リモート操作をしている人は多いかと思います。(私もそうです。)

Linuxでは、これに代わる手段が、sshだと思いますが、GUIでリモート操作したい!と
思う人もいるかと思います。(私は思いますw)

そこで調べてみました。 xrdpっていうTerminal Server構築パッケージもあるようですが
よりオープンで汎用性のあるVNCで考えていきます。

LinuxにおけるVNCは大きく分けて2通りあります。
1. コンソールのXセッションとは別に、もう1個VNCによってXセッションが作られるタイプ
2. WindowsのVNCのように、コンソールと画面を共有して接続するタイプ

1.のタイプは、ポート番号がデフォルトで5901番の奴ですが、今回は1.は置いといて
2.のタイプで、しかもWindowsのRDPのような使い方を想定した環境を構築します。

これには xvnc4serverやtightvncserverではなく、x11vncパッケージをインストールします。

Xubuntuのターミナルを起動し、下記コマンドを入力します。
$ sudo apt-get -y install x11vnc
$ sudo x11vnc -storepasswd /etc/x11vnc.pass
リモート接続する際のパスワードを聞かれるのでパスワードを入力します。(好きなパスワードをここで決めます。)

次にエディタで下記ファイルを作成します。
$ sudo vi /etc/init/x11vnc.conf

設定内容は下記
start on login-session-start
script
/usr/bin/x11vnc -xkb -auth /var/run/lightdm/root/:0 -noxrecord -noxfixes -noxdamage -rfbauth /etc/x11vnc.pass -forever -bg -rfbport 5900 -o /var/log/x11vnc.log
end script
後はXubuntu自体を再起動するだけ!
$ sudo reboot
これだけで、Windowsやその他LinuxのVNC Clientから
XubuntuのPort番号5900へ接続すると、Xubuntuがログインしていなくても
リモート操作が可能になります。
vino というパッケージをインストールすると、こういう設定は不要でGUIで簡単に
設定できるのですが、Xubuntuにログインしないとvinoを有効化することが出来ず
ちょっと不便です。

これで快適にリモートからGUIで操作できるようになりました!

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